岡部 光男 作品集     
 
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『えびがに譚詩(たんし)』 2005年10月 / F10号


真夏の遊びで、よく田圃やあぜ道の水路などでザリガニ(えびがに)捕りに夢中になったものだ。
水路に入って行き、臑まで水に浸かって土手の泥土が水面に見え隠れしているあたりの
洞穴(巣)深さ20cmから30cmに腕をつっこんでザリガニを素手で掴み捕るのである。
指先がザリガニのハサミに当たる感触に負けじと、怖々勇気を出して捕るのが楽しくて
気がつけばブリキバケツがザリガニで一杯になっていた。
 


『相撲ごっこ』 2005年4月 / F10号


公園や空き地で相撲あそびしている子供達の姿を見かけなくなって久しい。
土まみれになったり、服が汚れたりすることが、格好わるく嫌なためなのだろうか。
強い友達に投げられたりして、手足をすりむきながら相撲を覚えた思い出がある。
私の最もの得意技は“張り手”・“張り出し”だった。
 


『まわれ!まわれ!』 2004年10月 / F10号


昭和30年当時の遊びで夢中になったものに、駒まわしがある。
一文菓子屋さんの店先で一つ10円程度で売っていた。軸を両手に持って指で回してみて
一番よさそうな駒を選ぶのである。つまり軸が振れずに回転する駒が一等良く回る。
遊んでいると、通りがかった大人の人が「少し水につけた紐で巻き付けると良く回るよ!」と
教えてくれた。
 


『べったん小僧』 2004年4月 / F10号


”べったん遊び”とは、関東地方の、”めんこ遊び”のことで、
私たちの子供の頃の代表的な遊びで隣近所の子供どうしで夢中になったものだ。
地面におかれた相手側のべったん側に自分のべったんを、たたきつけるようにして
相手のべったんを裏返したり相手のべったんの下にもぐらせて
そのべったんを勝ち取ってゆく遊びである。
皆それぞれに工夫して挑み合った思い出がある。
 


『仁王さん』 2003年12月 / F12号


奈良東大寺南大門に立つ仁王像は画材として格好の対象物であるが、
鹿の糞臭が漂う中で眺めていて新たなイメージが湧いてきた。
制作していて私は少年期の腕白性を未だに引きずっている自分を感じた。
 


『コンダクター』 2003年4月(2020年3月改作) / F10号


クラッシク音楽の演奏会は何よりも音響効果が最も大切です。
指揮者の想いが、曲の旋律にのって、ホールの吸音と反射音で生じた音響をコントロールして、奏で
られる音楽に聴衆は圧倒的に音楽を全身で楽しむことが出来ます。とくに、聴衆が満席のときでは最
ベストな音響が生まれて、その演奏がいちだんと素晴らしい音楽になります。
 
 


『冥界石仏』 2002年11月 / F10号


羅漢石仏をながめていると果てしないひろがりを与えてくれる。



 


『今様羅漢さん』 2002年10月 / F10号


正しくは「阿羅漢」のことで、五百羅漢の石仏などがよくしられているが、
羅漢像は概ね名のある人の手によるものでもなく、自由気ままに作られた様子で、
一様に純粋な信仰心の人々であったのがうかがえる。
 


『お城』 2001年11月 / F10号


城を描こうとすると大きく構えてしまって、なかなか自分の世界にとけ込まない。
この度は、「自分の家」と思って描いてみた。描くときは自由だ!
 


『追儺面(ついなめん)』 2001年3月 / F10号


知人から、追儺面を頂いた。節分の鬼として知られているが、
大寺院の落慶法要のときには、大活躍の舞台となる。